今まで小さな喧嘩はしたけれども、なんとか仲良くやっていたのにある日突然娘が家出してしまった。。。
警戒心が薄く知識のない少女は犯罪に巻き込まれやすく、今この瞬間も心配で心配でご飯も喉を通らない状況じゃないでしょうか。
今どこで何をしているんだろう、ちゃんとご飯食べているかな、「お母さん助けて!」と助けを求めているんじゃないかな、と。。。
巷では家でした女の子と恋愛関係になってハッピーになる、といった漫画が出回っていますが、そんなに優しくないのが現実です。
ここではあなたの娘さんにできるだけ早く帰ってきてもらうために、あなたが今できることは何かをお伝えしたいと思います。
娘さんがよく行く場所を探す
親子喧嘩で突発的に家出をしてしまった場合などはほとんどの場合無計画ですので、中学生や高校生がもっているお小遣いレベルでは遠くへ行くことは難しく、近くにいる可能性が高いです。
だいたいは親が子供に興味の薄いお友達の家や、公園、コンビニやゲームセンターといった、お金がかからず長時間滞在しても大丈夫な場所をうろうろしています。
しかし近くにいても安心してはいけません。
体力が限界になり、お金もなくなってくると空腹や疲れで正常な判断ができなくなり、少女の身体を狙った犯罪者の甘い誘惑に付いて行ってしまうことがあるのです。
娘さんは自分のことを見つけてほしい、でも自分から啖呵を切って出ていってしまった以上、自分から帰るのは恥ずかしいし、怒られそうだからいやだ、と思っています。
犯罪に巻き込まれる前に一刻も早く見つけてあげることが必要です。
家出した娘の部屋をチェックする
チェックするべきポイントは以下の点です。
・所持金はどれくらいありそうか
・服、下着、生理用品は持ち出しているか
・遺書はないか
・大切にしているものは持っていっていないか
所持金、服、下着がなくなっている場合、ある程度計画を立てている可能性があります。長期間の家出になることを考えなくてはなりません。
上記の中で特に探してほしいのは遺書です。もし遺書があった場合は直ちに警察に通報して調べてもらうことが重要です。
娘のスマートフォンに連絡を入れる
何度でも継続してスマートフォンに連絡を入れましょう。LINEやメールなどで継続的に声を掛けてあげることが重要です。
このとき決して怒ったり、責めてはいけません。心配している、話し合いをしたいとせめよるようなメッセージを送りましょう。
怒ったり、責めてしまうと帰りにくくなり、ますます犯罪者の甘い誘惑に乗る事になってしまいます。
娘のスマートフォンのGPSをチェックする
iphoneだと「iphoneを探す」という機能があり、iphoneをなくした時にどこにあるかを自宅のPCやipadなどで調べることができます。
この機能を使って娘さんを探しましょう。
関連記事:家出した娘を探すためにスマホのGPSを使って探すことはできるか?
ただし、iphoneのバッテリーが切れ電源OFF状態だったり、電波の届かないところにいると探すことはできないので注意しましょう。
学校の先生に連絡を入れる
学校には生徒の家出は年に何度も相談が入っています。
そのため、過去の家出の場合どこにいたことが多かった、娘さんは誰々と仲がいいのでもしかしたら一緒にいるかも知れないなどアドバイスをくれることもあります。
親しい友達やそのご両親に連絡を入れる
親しい友人やそのご両親と仲がいいのであれば連絡を入れてみましょう。
もし娘さんのtwitterやインスタグラムなどSNSアカウントなどがあれば教えてもらいましょう。もしかしたら更新をしているかもしれません。
今何をしているのか、どこにいるのか、どんな不満を持っているのかわかることで、突発的な家でなのか計画的な家出なのかがわかります。
警察に捜索願(行方不明届)を出す
警察に捜索願(行方不明届)を出しておくことで娘さんが巡回中のお巡りさんに見つかった時に連絡が来るようになります。
ただし、警察に捜索願(行方不明届)を出したから警察が頑張って捜索してくれるだろう、と思う方が多いのですが、基本的に警察が捜査をしてくれるとは殆どありません。
捜索願(行方不明届)が警察に出されると「行方不明者発見活動に関する規則」の定義に基づき、娘さんが「特異行方不明者」か「一般行方不明者」かを判断します。
誘拐に巻き込まれている、目の前で連れ去られた、監禁されているから助けてほしいと連絡があった、といったように犯罪に巻き込まれていることが明確であれば「特異行方不明者」として積極的に操作をしてくれますが、一般的な家出の場合「一般行方不明者」として処理されます。
「一般行方不明者」として処理されると巡回中に職務質問等で見つかった場合は連絡が来ますが、積極的に捜査はされないのです。
一見理不尽に感じるかもしれませんが、毎日沢山の行方不明者が出ているためそれらの捜索願すべてに警察官を導入することは人員的にも、時間的にも現実的ではないのです。
探偵に家出調査を依頼する
残念ながら喧嘩して娘が家出した、といった内容では警察は調査してくれることは殆どありません。
娘さんが犯罪に巻き込まれていないか気になる、といった場合は一刻も早く探偵へ調査依頼を考えるべきです。
決して安い金額ではありませんが、即座に本格的捜索をしてくれます。
最近の事件では17歳の少女が2年以上男に監禁され、重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせた事件が話題になりました。
埼玉県朝霞市で2014年、当時中学1年だった少女(17)を誘拐し、2年余り監禁したなどとして、未成年者誘拐や監禁致傷の罪に問われた大学生、寺内樺風(かぶ)被告(25)=東京都中野区=の判決公判が12日、さいたま地裁であった。松原里美裁判長は「被害者は心身とも成長する上で貴重な期間が失われ、大切な思春期を過ごす機会を失った」と述べ、懲役9年(求刑懲役15年)を言い渡した。
判決によると、寺内被告は14年3月、当時13歳の少女に「(少女の)両親が離婚することになり、その話をしたい」などとうそをつき、朝霞市の少女宅付近で車に乗せて誘拐。16年3月まで千葉市や東京都中野区の自宅アパートで監禁し、少女に重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせた。
朝霞の少女を2年監禁、被告に懲役9年判決 地裁:朝日新聞デジタル埼玉県朝霞市で2014年、当時中学1年だった少女(17)を誘拐し、2年余り監禁したなどとして、未成年者誘拐や監禁致傷の罪に問われた大学生、寺内樺風(かぶ)被告(25)=東京都中野区=の判決公判が12…
このように長期間監禁されてしまうと心に深い傷を負うことになり、傷を癒やすのに何十年もかかってしまうことも。
また、本当なら友達や恋人と楽しい時間や経験を過ごすはずの貴重な10代の時間を失ってしまいます。
もし今調査をしてもらって、娘を探し出せたら犯罪に巻き込まれることを未然に防げたかもしれない。
娘を傷つけずに済んだかかもしれない。娘を失わずに済んだかもしれない。
仮に見つかったら「無事で良かった」で終わります。お金はまた稼げますが、娘さんの身体は一つしかありません。
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